主な国ごとの留学費用
留学費用は国によって大きく変動します。
以下は留学先として人気がある国の、大まかな費用を紹介しています。
為替やその人の留学スタイルによって費用は大きく変動しますので、あくまでも一例として参考にしてください。
国名 | 学費(年間)※1 | 生活費(年間)※2 | その他費用(年間)※3 | 合計(年間) |
---|---|---|---|---|
アメリカ | 260~455万円 (20,000~35,000 USD) | 130~195万円 (10,000~15,000 USD) | 26~65万円 (2,000~5,000 USD) | 416~715万円 (32,000~55,000 USD) |
カナダ | 143~238万円 (15,000~25,000 CAD) | 95~114万円 (10,000~12,000 CAD) | 14~29万円 (1,500~3,000 CAD) | 252~380万円 (26,500~40,000 CAD) |
オーストラリア | 180~360万円 (20,000~40,000 AUD) | 135~180万円 (15,000~20,000 AUD) | 18~27万円 (2,000~3,000 AUD) | 333~567万円 (37,000~63,000 AUD) |
イギリス | 240~560万円 (15,000~35,000 GBP) | 160~288万円 (10,000~18,000 GBP) | 24~40万円 (1,500~2,500 GBP) | 424~888万円 (26,500~55,500 GBP) |
ニュージーランド | 144~240万円 (18,000~30,000 NZD) | 96~120万円 (12,000~15,000 NZD) | 12~20万円 (1,500~2,500 NZD) | 252~380万円 (31,500~47,500 NZD) |
フィリピン | 39~104万円 (3,000~8,000 USD) | 52~78万円 (4,000~6,000 USD) | 13~26万円 (1,000~2,000 USD) | 104~208万円 (8,000~16,000 USD) |
※計算に使った為替レート:1 USD = 130円、1 CAD = 95円、1 AUD = 90円、1 GBP = 160円、1 NZD = 80円
※1 学部課程を想定した年間の概算。大学・専攻・公立私立などで大きく変動するため、幅をもたせて計算しています。
※2 家賃(寮・シェアハウスなど)、光熱費、食費、交通費など日常生活に必要な費用の合計です。都市部ほど高くなる傾向があるため幅を設けています。
※3 ビザ申請費、留学生保険料、教材費、航空券代などです。国や制度、個人のライフスタイルによって差があります。
1年間の留学に行くのであれば、学費・生活費を合わせて平均400万円ぐらいが必要な計算となります。
私が実際にカナダのトロントに4ヶ月の留学に行ったときも、約100万円の費用がかかったので妥当な金額だと思います。
ただし、留学ではなくてワーキングホリデーだともっと安く抑えることができます。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。

安く抑えたいのであればフィリピン留学がおすすめ!
上で紹介した表を見てもわかるように、フィリピンでの留学は他の国と比べて圧倒的に安いです。
フィリピンでの留学費用が安い理由は以下の通りです。
- 物価・人件費が比較的低い
- 為替レートによる恩恵
特に物価・人件費の恩恵が大きく、salary exploreによるとフィリピンの平均月収は約11万円(44,800 PHP)となっており、日本の平均月収の約26万円と比べると約半分以下となっています。
参照:令和4年賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省
4〜6ヶ月ほどフィリピンで語学学校に通って、そこからワーキングホリデーに行くというルートは、費用が安く抑えられ、また私の周りに多くいたのでおすすめです。
留学費用を安く抑える5つの方法
1. 航空券はオフシーズンを狙う
航空券は需要と供給の関係で価格が変動し、オフシーズンは需要が少ないため価格が下がりやすい傾向にあります。
国によっての違いはありますが、主に年末年始や7月〜8月ごろの夏休みシーズンは避けると無難でしょう。
また、航空券は予約が早いほど安いことが多いため、留学の日程が決まり次第、早めに予約することをおすすめします。
2. 語学学校のプロモーションやパッケージプランを狙う
語学学校によっては、一定期間以上の受講で入学金免除、授業料割引などのキャンペーンを開催しているので、こまめに学校のSNSをチェックしておきましょう。
また、学費・宿泊・食事を個別に手配するよりも、セットになっているパッケージプランのほうが費用を安く抑えられることが多いです。
3. 留学エージェントを活用しすぎない
留学エージェントは、学校紹介やビザ申請サポート、航空券手配などの留学準備を一括サポートしてくれますが、その分の仲介料が発生するので、トータルコストが高くなることがあります。
複数のエージェントを比較することも大切ですが、例えば語学学校への出願や航空券の予約などの一部の手続きは自分で調べて行うと、費用を削減できます。
「自分でやるところ」と「エージェントに任せるところ」を分けて、必要最低限のサポートプランを選ぶことをおすすめします。
4. 住宅費を抑える
留学先での住居スタイルは主に以下の3つに分けられます。
- シェアハウス
- ホームステイ
- キャンパス寮
国にもよりますが、一般的にこの中で一番住居費がかかるのがホームステイです。
ただし、現地家庭での生活を通じ、文化体験や語学力向上につながるので、ホームステイを選択する人は多いです。
また、大学や語学学校によりますが、寮はの住居費は安くて、さらに食堂が割安なところもありますが、有名大学付属の寮になると高くなるので注意が必要です。
なお、ある程度の英語力に自信があり、自分で調べて住居の契約をできる人はシェアハウスが良いでしょう。
住居の契約次第では、一番住居費を安くできる可能性があります。
人それぞれにあった住居スタイルがあるので、自分の目的やニーズに合わせて選びましょう。
5. 授業料の安い学校・地域を選ぶ
「安く抑えたいのであればフィリピン留学がおすすめ!」でも解説した通り、授業料や物価の安い地域を選ぶとかなり費用を削減できます。
例えば、アメリカとフィリピンに1年間の留学に行ったとしたら、フィリピンの方が約300万円も安くすみます。
基本的に発展途上国は安くなる傾向がありますが、言語の問題やビザ要件、学習プログラムの質などをしっかり調べた上で検討しましょう。